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高校入試について Part1 〜大都会柏を中心に〜

高校入試に関しては地域性が大変に強いため、私がこれから書くのは千葉県の北西部、大都会である柏近辺での事情を軸としていることをご容赦願いたい。

 

高校入試の地域性について少し触れると、公立高校の入試は都道府県単位で実施されており、内申点の扱い方、5教科の試験の問題形式、点数、難易度、日程、5教科以外の検査、推薦試験の有無などもろもろ何もかも違うということである。隣の県でも全く制度が異なるため、なかなか他の地域の事情には口出ししづらい。よって、私が高校入試を語ろうとすれば、勝手知ったる千葉県、さらに千葉は学区制のため、主戦場にしていた北西部(東葛地域)しか詳しく話せないという有様なのである。

 

千葉県はすごく簡単にまとめると、「ほとんどの高校は2月下旬に2日間で5教科(1日目に国数50分ずつ・英語60分、2日目に理社50分ずつ)の学力検査」と「2日目に学校独自検査(面接や自己表現、作文など各校で設定)」で、内申点は中1〜3の各学年最終数値を合計し135点満点(45×3)、ただし学校によって0.5〜2の値を掛け算して合否判定に使用、学校独自検査は事前に内容と配点、検査基準を公表。原則は「5教科500点満点+内申点135点×各校設定値+学校独自検査得点」の合計値で順位付けして合否を出す、という形である(地域連携アクティブスクールは国数英の3教科だったり、合否判定の出し方が少し違うところもあるが、そのあたりは中学校の先生やお通いの塾の先生に確認を)。

 

高校入試については、大学入試と違い、ある程度は偏差値という数字を指標に使っていく。これはその数字が示す相対的な生徒の立ち位置が大学入試に比べてある程度担保されているからだ。

どういうことかと言うと、千葉県であれば、受験生の7〜8割が同じ模試(同じ模試会社が作成した試験)を受けるため、受験生の中でどれくらいの順位にいるのかがある程度確実性を持っているのだ。大学入試の場合は、受験者の人数や層によって模試同士でかなり偏りがあるため、ある模試の偏差値70超がある模試だと60もいかない、50もいかない、など当たり前である。当然高校入試でも模試によってブレは出るのだが、学力の高低にかかわらず大多数が同じ試験を受けているため、ある程度の正確さをもって見ることができる。

 

さて、千葉の北西部にある世界きっての大都会である柏は、第3学区に位置する。この学区内の受験生は、隣接学区(第2・4学区)および県内の総合学科、さらに埼玉県と茨城県の隣接地区の公立高校を受験することが可能である。

学力上位の学校を例に挙げると、県立船橋東葛飾といった千葉の高校はもちろん、土浦第一や春日部あたりも理論上は受験が可能である。県立千葉を受験することができない、というのが留意点かもしれない。

 

高校入試については、基本的には偏差値順で上位に進学した方が選択肢が広がるのでよいです。はい結論。お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言いたいところなのだが、そうは問屋が卸さないのが面倒なところである。各学校の内情を知れば知るほど、高校選びは必ずしも偏差値上位がよいとはならない。ここに進路指導の難しさが出る。

 

同程度の学力帯の高校があるとして、それぞれどういう生徒に人気がある学校なのか、というのはひとつ重要な要素である。生徒によってはうまくマッチするのが難しいかもしれない、というのが起こり得るくらいには尖っているところも珍しくない(それはそれで長所ではあると思う)。

例えば、県立船橋or東葛飾、小金or県立柏、柏中央or柏の葉などの構図は、偏差値的には似通っているもののどちらが数字の上では上位か、と明確に出る選択ではある。しかし、学校の場所や性質がだいぶ異なるので、先入観なしにまずは中3の夏に見に行ってもらって考えてもらう。ほぼ100%に近いレベルで予想通りの選択を生徒はするので、予定調和の如く受験に向かっていけるのである。

 

ここでポイントなのが、大学入試の対策については二の次にして学校を選んでいくということだ。それが最上位レベルであってもである。

それはなぜか、というのは次回に。