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国公立大学の受験にむけて

大学受験において、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜と選抜方法はいくつもある。どうやらその選抜方法の是非がかなり議論の的になっているようだが、とりあえずそこには言及しないでおく。

 

国公立大学に進学しようと思ったら、ほとんどの受験生は一般選抜となる(推薦制度もあるのだが、これは数少ない)。この突破法をひとつお伝えしたい。

 

ずばり、「強い科目を作る」ことだ。

 

国公立大学は大学入学共通テストのあとに大学独自の二次試験があるのが一般的である。大学入学共通テストは6~7科目ほどあるのだが、これは大学によって、また学部学科によって必要科目数や得点の配分が異なる。二次試験はまぁだいたい1~3科目が多いだろうか。東大や京大あたりでは4~5科目になる学部もある。

よく、「○○大学●●学部は共テ75%」などという言い方をする。合格ラインとしてほしい得点率をパーセンテージで表している。

 

これだけ見ると、いかにも各科目をバランスよく取れる人が強いように見えるのだが、現実にはさにあらず、である。

よほど学力が高止まりするレベルなら本番でも90%程度を取ることは可能であろうが、大半の人は確実にそのラインを取れるようになるわけではなく、ある種の不安定さを常に持つことになる。東大や京大に合格する層でも、得手不得手がある人は多く、苦手科目が70%台になってしまうこともないではない。共通テストは2日間、相当に体力を使う上に真冬なので、調子を整えられるかどうかというのも響く。

さらに、大学独自の二次試験が肝だ。大学によっては、共通テストの得点でほぼ決まるようなところも多々あるが、特に最上位レベルともなれば共通テストの得点は大幅圧縮し、二次試験での得点が合否を分ける。

 

バランス型は、全科目をバランス良く取れるときはよいのだが、なにかがあったときに一科目でもバランスが崩れたら極めて危険である。どの科目も失敗できない、というプレッシャーが思った以上に思考に影響を与えることもある。さらに、二次試験の比率が高い大学でバランス良く点数を取れるのは本当に突き抜けているごく一部の人だけである。必要な科目すべてをバランス良く、というのは、現行の高校の学習進度などを考えても、一部の中高一貫校で相当早く積んでいないと難しいのが現実である(実際は、そういう学校の生徒でも難しい)。

 

したがって、自分が圧倒的に強い科目を作り、その科目を武器にして戦う、という戦略戦術が勝ちの目を増やしていくことになる。

共通テストで70%ほしいときに、国語と数学(ⅠAⅡB)がどちらも70%ちょっとであるよりも、理系であれば国語60%・数学80%取れる人のほうが強いし、文系で二次に数学がないのであればその逆であったほうが勝ちの目が高いというわけである。

 

また、強い科目は二次試験のメインとなる科目であることが望ましいことは言うまでもない。たとえば、二次試験が化学一科目の大学を受けるのであれば、化学が強くないといけないのは誰でも分かるだろう。こういう大学であれば、仮に国語英語の共通テストが50%台だったとしても、化学や数学で90%超取っていて、二次試験の化学勝負、となればかなり安定した受験になる(ところによるけど)。

これが二次試験で複数科目ある場合は、配点の異なり、問題特性的にどの科目が合否を分けるのか、さらに共通テストの各科目の点数の扱いは、といった部分をすべて勘案していく。

このあたり、受験生が自分ですべて考えるのは負担が重く、進路をアドバイスしてくれる人の存在がありがたいのだが、問題はそのアドバイスする人がどこまで知識を持っていて、情報を検索して、適切なアドバイスをできるか、という点である。

 

大手予備校だからこういう話が誰でもスラスラできるというわけではない。学校の進路指導の先生でもどこまで詳しく、一人一人の生徒の出来具合を見つつ話をできるかは分からない。そういう意味では、塾なんかは適切なアドバイスをくれそうなものだが、やはりどこまでアドバイス(指導)をする力量があるか外からは見えにくい。

 

私がここまで書いてきたことは大学受験の指導を謳っているところであれば誰でも知っている、ごく当たり前のことである。具体的にどこの大学がどれくらいの数字で、その生徒が何が得意で不得意か、同じ偏差値でも問題の難易度や受験者の傾向は違うのでどう戦えば勝つ目が高まるか、など、とうてい持ち前の知識だけでは無理なので、いかに適切に調べて適切にアドバイスできるのかが鍵になる。

 

仮にも高校生を受け入れている塾であれば、入試くらいの問題は解く上でも解説する上でもさほど苦にはしないはずだ。大学受験の指導というのは、そういう科目の中身は当たり前のこととして、上述したいわゆる情報面をいかに使えるか、という点が肝要なのである。