あいぴーblog

あいぴーの徒然なるままに

校内順位は参考程度(1)

高校の定期考査においては、学年順位が出たり出なかったりする(学校やコースによっては出さないというところも多々ある)。模試(B社やK塾やS台など)においては、科目ごとでも合計でも校内順位は出る。

 

さて、まず今回は定期考査についてだが、この学年順位という数値に、大学入試における合格するしないというのとどれだけの関連性があるのかというと、強い相関はない。

あくまでも学校内における出来不出来を計るものである。学校によって大きく事情が異なる上、あくまでも参考の域を出ない。

 

進学校では、高校2~3年生くらいだと、入試形式の完全初見問題だけを出すということもある(国語や英語は特にそう)。たとえば現代文において、評論50点・小説50点で共通テスト形式のオリジナル問題を出す学校がある。この場合、大切なのは解答の中身であり、実戦形式でどれくらいのスコアが取れるかが問題となることに留意したい。どういうことかというと、共通テストとほぼ同難易度でも90~100点が続出する可能性があり、80点だと真ん中以下、下手すると最下位に近いこともある。

ただ、昨今の東大の足切りラインは80%を割ることが多く、受験者平均も85~90%の間に収まっている。現代文で80%取れていれば十分東大で戦える可能性がある。もちろん、80%超えていれば京大でも圏内である。となると、ここだけピックアップして最下位に近い位置にいたとしても、二次試験で勝てる勉強をしていたら十分に芽があるわけだ。

学年300人として、260位くらいだとしよう。東大には現役で30人程度進学する学校。ただ、定期考査の中身と実際のスコアをつぶさに見たときに、この生徒が東大に進学する可能性はあり得る、ということである(もちろんこういう位置にいる生徒はたいてい下地ができていなくて難しいものなので、早いタイミングからあいぴーの指導が入ったほうがよいが)。

この学校の例だと、トップ30が東大を選んで進学するわけではないのである。京大もいる、医学部医学科志望もいる、あえて地方の旧帝大東工大などを選ぶ人もいる、共通テスト83%くらいで東大を躊躇してワンランク下げて出すというのもあるし、失敗して浪人というのも選択肢としては十分にあり得る。学年の中で位置付けが微妙、もしくは下位にいたとしても、共通テスト80%で強気出願して、東大受験して通ってしまう生徒はいるものである(ただし、二次試験で取れる前提なので、ほんの数名いるかどうかくらいだが)。

 

進学校でない場合、そもそも定期考査は入試に対応しない。あくまでも授業の理解を確認するものである。本来的にはそうであるべきだとは思うのでこれはこれでよい。

そうなると、全科目満点で文句なしの1位であったとして、入試でどれだけ取れるかなどはまっっっっっったく分からない。偏差値55くらいの公立高校の生徒であれば、共通テストは運の要素抜きにするとほぼ取れず、運要素を含めても5割に届くのは難しい(体感的に)。

こういう生徒はもう迷わず指定校推薦で行きたいところに出すことになるだろうからそういう心配をすることはあまりないのだが……。

 

 

校内順位がよかろうと悪かろうと、当日の試験でスコアが取れるかどうかが最重要である。その校内のテストの中身がどうか、という部分は大切な観点なのだが、その部分は不明である。進学校だからといって適切な試験かどうかは分からない(共通テスト型にしても二次試験型にしても判断が難しいし、そもそも以下略)。

無論どんなテストであれ、普段からハイスコアを取れている人なら安定感は高いと思うので参考にはなるが、絶対的な指標とはなり得ないのである。

 

 

次は模試における校内順位について考えてみようと思う。