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あいぴーの徒然なるままに

個別指導塾の学生講師に求めるもの【数学】

 

ip-honpo.hatenablog.jp

 

つづき。

 

【数学】数学Ⅲまでひと通り解けて説明ができる。

 

え?ハードモードすぎる?

 

そう、これはあくまでも理想論であって、そもそもそういうレベルの人材が応募してきてくれる可能性を考えるとなかなか難しい。単に理系の大学生というだけで数学Ⅲができるとは限らない(Ⅲを履修していない理系の学生はそれなりにいるし、履修していたとしてできるかどうかは別)。

そして、個別指導塾で数学Ⅲまで必要とされる場面はそう多くはないのが普通だ。数学Ⅲを求められる受験をする生徒はだいたい大手予備校や理系に尖った専門塾を選ぶ事が多いので、需要は限られてくる。

私は今までいくつかの教室を見ているが、高校生の数学で需要が高いのは学校の定期考査対応だ。数学を受験で使う、というのはあまり多くはなく、自教室では難しいと判断すれば入塾の段階でお断りもありうる(たとえば私の前職の教室では、さすがに旧帝大早慶などの数学は断らざるを得なかったと思う。そういう志望の生徒はいなかったが)。

 

教室によって必要な要素が違ってくるので微妙であるが、一応はまあまあどこの教室でも戦力としては申し分なかろう、というのはある程度一般化できる。

 

ということで、現実的に私が講師に求めるレベルを整理すると、

  • [高校生]できれば数学Ⅲまで、基本は数学ⅡBまで、教科書や傍用問題集(4STEPなど)が解けて解説できる。

  • [中学生]数学ⅠAまでを上記基準でできる。公立高校入試で90点取れる(千葉県の場合)。

 

高校生は定期考査対応が主となり、通う高校にもよるが、主にⅠA・Ⅱの需要が高い(文系でも必修であることが多いから)。ある程度捌けてくれればベター。

中学生は比較的幅広い学力層を見ることが多い。私は千葉を根城にしていて最強を自負しているので千葉の例を出させていただくのだが、とりあえず公立高校入試で9割くらいは捌けるレベルであってくれれば、という感じである。5点問題を2問ほどはまぁ……大抵の生徒は切り捨てるし、必要であれば自分が出張るので……(他の教室が使えない手段)。ⅠAまでのレベルを求めるのは、二次関数の重要性を自覚しているかがまず大事で、さらにデータの分析において今の大学生が中学生の頃に習わずⅠの範囲で習った内容(四分位数や箱ひげ図)を教えることになるのでとりあえず苦なくできる方がいいだろうという感じである(簡単なのでサラッと見れば教えるのはできると思うが)。

 

で、まぁここまで述べたのが理想論なのだが、現実には「できなくはないけど数列は自信ない」「高校数学はちょっとは解けるけど教えるほどにはできない」という講師はたくさんいる。そのへんをうまく塩梅しながら生徒を任せたり、授業の前に高校数学を念頭に置いてどこをどうポイントを置いて指導するか、何をできるようにするのが重要か、というのをあらかじめ講師に落とし込んでおく。注意深く気を配って差配していけばなんとかできるものである。

 

これを読んで不安になる保護者の方はいるかもしれないが、こういう運営をしていればまだ良心的だと思う。現実問題いろいろな教室があって、中には(以下自己検閲

 

 

書くとまずいことを書きそうなので(笑)、このへんで。

算数は指導においては数学の下位互換ではなく別物なので、また別枠で書こうと思う。下位互換と思っている人が多いのだけれど、現場における指導、というのは学校との兼ね合いなども含めて、そう思っているとなかなか面倒なのよね。